(株)加賀麩不室屋

創業 慶応元年(1865年)
  代表 不室 康昭
  所在地 金沢市尾張町二丁目二の十八
   
  TEL 076-221-1377
  FAX 076-224-2885
  URL http://www.fumuroya.co.jp
  E-mail fumuroya@fumuroya.co.jp

右の文は明治11年に書かれた麩の専門書『麩口伝書』に記された「すだれ麩」の作り方の原文です。
「すだれ麩」は金沢ならではの麩料理「治部煮」に使われる、加賀麩の代表的なものです。
この麩は、加賀藩主前田家の料理人、舟木伝内包早(ふなきでんないかねはや)が創製したもの。享保10年に生麩を完成させ、享保14年に『料理無言抄』に自らが作りだした「すだれ麩」の名を載せています。
本来その製法は秘伝とされていましたが、百年以上たってこの『麩口伝書』に製法が紹介されています。
形も味も、ともに他に類を見ない優れた食材として、東北や九州の料理書にその製法が紹介されたほどです。
「すだれ麩」の名は、こうして全国に広まり、加賀名物になりました。
不室屋の創業は慶応元年、今も変わることなく、ひとつひとつ丁寧にすだれに麩の生地を包み、茹で・・・。すだれ麩を作り続けています。