若者の集う場にふさわしく、都会的な屋外空間の魅力を演出。
フィレンツェの職人による床装飾がほどこされた楕円形のパティオは快適で開放性の高い商業空間を創り出している。
直線で構成された幾何学的な外観が鮮明。シンプルで清潔感のある存在を主張している。
建物の高さをおさえるなどの工夫により、周囲の景観に溶け込むよう配慮されている。多くの樹木が植えられ、四季の移ろいとともに落ち着いた景観を創り出している。
ガラスと木質パネルによって構成された建物立面が、街並みに斬新さと落ちつきを創り出している。
東山界隈、浅野川付近の情緒ある周辺環境にうまく調和している。特に橋場町バス停は和風の中にも現代的な要素をとりこみ、ベンチなどにも工夫がされている。
古い家並のならぶ尾張町に調和したレンガ調の建物。角のエントランス空間が重々しさを消し、楽しげな雰囲気を漂わす。
名工の技術を受け継ぐ技術者によって伝統的な造りを活かした修復再生が試みられた。周囲の環境と調和し、新しい伝統の継承が感じられる。
用水・せせらぎ通りの一角に造られた小広場。ミニイベントの場や憩いのオアシス空間として、繁華街にゆとりを与えている。
切妻屋根が印象的な金沢の典型的な農家建築の形を残しており、現代的な機能とともに、日本の伝統に基づいた精神が息づく住まいとして再生されている。
木造三階建てという大正時代の建造物の特徴や良さを活かして改修されており、古い木材の持つ優しさが周囲とよく調和している。
平成最大の木造建造物というにとどまらず、内部の構造工法に至るまで伝統建築技法の粋を凝らしている。凛とした姿は、まさに金沢のシンボル空間の再生にふさわしい。