鞍月用水沿いのせせらぎ通りの一画に建つ。木格子状のスクリーンで建物の表層をデザインし、伝統的要素と現代的要素が共存する街区に同調するよう努めている。
片町の裏街区にあって、威風堂々とした古民家の良さを継承・保持しつつ改修・再生し、新たな現代的役割を与えつつ、街区の賑わいと回遊性の向上にも寄与している。
裁判所としての機能を満たしつつ、開放的で親しみ感のあるデザインを施し、緑多き金沢城址や兼六園との調和並びにゆとりある周辺環境の創出をなしている。
端正で重厚なデザインにより、中央商業地/香林坊界隈にふさわしい沿道景観を演出するとともに、表通りに直面するカフェ空間も品位ある賑わいを供出している。