周囲にゆとりのある歩行空間を配し、回遊性と親しみやすさを創出。同時に、圧迫感を軽減する外観デザインと和モダーンを感じさせるマテリアル構成で、駅西地区の現代的都市景観の形成・強化に寄与している。
奥卯辰山の芝生のうねりと同調したのびやかな形態を持つ建築となっており、木の香りを漂わせつつ、周囲の緑の樹々や大空ともうまく共存している。自然と積極的に親しむ場にふさわしい環境と景観を演出している。
広々とした郊外部にあって、集いの場の提供と共に、遠望景観に配慮した特徴的な波状シルエットの建築とし、ランドマーク性と親しみ感を生むよう図っている。郊外部の新たな都市景観の形成に寄与している。
乱雑化した駐輪場の移設、積極的な緑化、ベンチなどのストリートファニチュアの配置で、水辺に歩行と滞留の空間を再構築。まちなかの賑い増幅と用水沿いの潤いのある景観の回復・整備を為している。
郊外部傾斜地の頂部に位置し、緑化された広い敷地と空へと開放された三角形状の大屋根が、おおらかでゆったりした緑豊かな高台の住宅地景観の保持と特徴づけにフィットしたものとなっている。
老舗町家の創建当時の造りを尊重しつつリニューアルとコンバージョンが為され、伝統的良さと新たな役割付与による魅力が適切に同居。街区の歩みを感じさせる風情のある都市景観の保持・継承に効果を発している。
歴史的な街区・東山の趣ある茶屋建築へと改修を行った建物。通りに品格と厚みを加え、界隈のさらなる魅力の増幅と伝統的な景観の維持・継承に寄与。伝統的建築物群保存地区にふさわしい修景整備が為されている。
豊かな緑の中に近代の香りする建造物が集積する石引通り界隈にあって、既存の街並や建物の風情の継承に努めつつ表通り部の外構や建物の表情をデザインし、新たな施設へと堅実な建替えを行っている。
緑多い丘陵地に立地。四周に高木を配し大規模建築の威圧感を軽減しつつ、リズミカルなV字柱やホワイエと一体化した広々とした前庭広場で、開放感とやすらぎのある場を創出。キャンパス景観の魅力増幅を為している。
市街地周縁部の区画整理地の一画に建つ。落ち着きのある色彩計画とシンプルな外観構成、コーナー部に緑地を設けるなどの心配りのある外構整備によって、新しい街区の景観形成に貢献している。
鞍月用水に架かる橋の改修。架橋当時の古写真等を手掛かりに往時の意匠を継承し、尾山神社へと続く参道としての風格と趣の再築に努めている。歴史的風情を留めた界隈景観形成への試みが図られている。