西部緑地公園を臨み見つつ、郊外田園風景を背に立地。木造平屋建ての開放的で伸びやかな造りを成し、地域の穏やかな賑わいを増幅するとともに、この地の沿道景観に相応しいおしゃれな商業建築となっている。
駅通り線の交差部に位置。高層棟を敷地中央に配置し、裏の無い造りとデザインに配慮。圧迫感の軽減を図りつつ、四周に視界の開けた安全で快適な歩行散策空間を創出するなど、ゆとりある都心軸景観の形成に寄与している。
緑多い犀川の中流域にあって、森林組合施設の役割特性にフィットした、明るく親しみ感のある木造建築デザインと周辺緑化を施すなど、のどかでおおらかな郊外景観ともよく調和したものとなっている。
旧野町小学校の改修。敷地内にあった付属施設を整理し、街区にゆとりをもたらすとともに、新しいプログラムと整合した必要最小限の増築と修景を効果的に図りつつ、親しみと新たな魅力を持った街区景観の形成に努めている。
歴史的な地割や細路地が今も残る界隈にあって、取り囲む家並に同調するよう、細分化したスケールの集合体として配置計画するなど、界隈風情の保持と家並景観の整えを試みている。
永きに渡って兼六坂の界隈風情と一体化してきた建物。残り少なくなった明治初期のアズマダチ武士系住宅の原型をよく留めつつ、建物と外廻りの修復を図り、馴染み深さのある都市景観の保持と重層性の強化に努めている。
建て込んだ中心街区に位置する。端正な表情とプロポーションを持った建築、並びに周辺環境に十分配慮しゆとりをもたらす外構整備によって、品格のある都市景観の創出に大きく寄与している。
藩政期、近代、現代へと各時代の変遷を色濃く反映してきた界隈にあって、大正期の老舗の造りと風情を留めつつ、現代社会に適応する施設として維持・修築を図り、重層性と懐深さのある都市景観の形成に寄与している。
各種の建物が並び立つ郊外部の沿道に位置。低く水平にデザインされた建物とシンプルに無駄なく整理されたフロント部の外構で、さりげない落ち着きとゆとりを効果的に生み出すなど、沿道景観の整えが図られている。
里山風情の残る新たな住宅街区にあって、現代的な住宅の造りにチャレンジしつつ、同時に、取り囲む山並みや隣接して流れる小川沿いを眺望要素として積極的に活かすなど、身近な景観特性の再発見と活用に努めている。
住宅街の一画に建つ。木造建築の伝統的架構法や表現を下地としつつバルコニーやテラスを効果的に組み込み、彫りの深い表情と現代的機能を備えた住宅を形成。和の趣と重厚で力強さのある景観創出を成している。
郊外部の幹線道路沿いに立地。背後の住宅街区に配慮し、生け垣や樹木で緑化を図りつつ、小さな庭を介して、細分化した木造平屋建の施設を連棟配置するなど、既存街区景観に同調し溶け込むよう努めている。